豪雨の中の昼食

2005.08.01 Mon

日本では暑い日が続いているようですね。
こちらミャンマーでは雨期のど真ん中です。
毎日のように激しい雨が降ります。
雨がドザーッと降るとなぜか昼寝の気分になります。

きょうも昼頃から雨が降りました。
わたしは職場のすぐ近くのミャンマー料理の食堂で
よく昼ごはんを食べます。
きょうはちょうど出かけるときに雨が降り始めました。
事務所を出たときには小雨だったのですが
食堂に到着するやいきなりドバーッと降り出しました。
この時期の雨はまさに唐突にやってくるのです。

この食堂は地元の人向けのもので
お世辞にもきれいとはいえず
店の造りもちゃっちぃものです。
食事をする場所には屋根とよべるようなものはなく
ただのビニールシートが張ってあります。
しかも穴だらけ。

こんなところで大雨に遭うとたいへんなことになります。

ご飯とおかずが運ばれてきました。
わたしは豚肉のカレー
同僚はチキンのモツカレーを頼みました。

雨は勢いを増し豪快です。
食堂のすぐ前の道はもう川のようになっています。
頭上のビニールシートからは雨がもれてきました。
テーブルを動かして何とか雨漏りを避けますが
動かした先でまた水が落ちてきます。
もう食事どころではありません。

ご飯を盛った同僚の皿には雨がポタポタとしたたっています。
わたしはというと防衛策として傘をさし始めました。
左手に傘、右手にスプーンを持っての格闘です。
外国人なんて来ることのない食堂なので
まわりのミャンマー人たちは好奇の目で見ています。

食事後いつもは同僚と話してゆっくりするのですが
きょうばかりはさっさと切り上げました。

見ると、
ミャンマー人も傘をさして食事をしていました。
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  1. 2005/08/01(月) 23:10:42|
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ミャンマー補習校の実態

2005.08.02 Tue

きょう10時のNHKニュースで
品川区が小中一貫の教育を検討していると知りました。
番組の中であるお母さんが
小学校から子どもが塾通いをするような教育の現状はおかしい
と話していました。
わたしも同意見です。

実は、ここミャンマーでも子どもたちは塾通いをしています。
でも、まったく別の理由からです。

ここの教育制度は崩壊に近づいています。
それがよくわかるのが、補習学校の存在です。
ふつう補習ときくと、
勉強についていけない生徒が受けるものです。
でも、ミャンマーではそうではないのです。

わたしは、ヤンゴンでは外国人ばかりの住むアパートにいますが
地方に出張するときは、小さい街の住宅地に寝泊りします。
すると、ミャンマーの人々の生活を垣間見ることができます。

朝は早くから子どもたちが大声で音読しています。
国語の勉強でしょうか。
とても熱心なので微笑ましい光景です。
でも、よく考えると
子どもたちが集まって音読するのはなぜでしょうか?
予習だったら自分の家でやればいいことです。

そう、これが補習校なのです。
学校とはいっても何の変哲もない家です。
民間の塾のようなものでしょうか?

いえいえ、これは学校の先生の家なのです。
つまり、早朝は学校の先生の家で補習を受け
そのあと小学校へと通学します。
では、補習校の子どもたちは勉強についていけないから
補習を受けているのでしょうか?

そうではなく、ほぼすべての子どもたちが補習校へ通います。
どういうことなのでしょう?

もともとの補習校の由来は知りませんが
現状は補習校へ通わないと進学できないのです。
暗黙の了解なのでしょうが
きいた話では
補習校でも、本当の学校でも、教えているのは同じ先生。
補習校では特別なことを教えているわけではなく
単に、先生の小遣い稼ぎのためみたいなものです。
親が子どもを補習校へ通わせるのは
そうしないと、子どもたちを進学させてもらえないからのようです。

いやー、ひどい話です。
先生の給料が安くて
こうでもしない限り先生なんてやってられない
というのが理由らしいのです。
もちろん、すべての先生が
なんていうつもりはありませんが…。

この悪習は小学校だけにとどまらず
中学、高校、果ては大学まで続いています。
結果としてどういうことが起こるでしょうか?
勉強の成績などあまり関係なく
先生の補習さえ受けていれば進学、卒業ができてしまいます。

こんなことをやっていると
教育の質が低下するのは目に見えています。
しかも、いまは教育の予算がカットされて
大学の開校は年間半年ほどです。
そんな教育を受けた医者に診てもらうなんて
考えただけでもゾッとしませんか。

1950年代から60年代にかけて
東南アジアで最高の教育水準を誇ったのはミャンマーでした。
当時は周辺のシンガポールやマレーシアだけでなく
世界中から留学生がやってきて勉強をしていたそうです。
悲しいかな、それは過去の栄光となってしまいました。
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  1. 2005/08/02(火) 23:39:54|
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ギャップを埋める研修

2005.08.03 Wed

このまえの日曜日に紹介した
『1分間問題解決』をさっそく実践します。
問題解決スキルはビジネスだけでなく
開発支援の分野でも必須事項です。
国際協力でも「組織で目標を達成する」という意味では
ビジネス・マネジメントとまったく同じです。

来週月曜日からまたスタッフ研修です。
今回はあくまでもサブ・トレーナーですが
2日間の時間をもらいました。
今回の大きなメッセージの一つは
「Begin with the End in Mind(目的を持ってはじめよ)」です。
これは『7つの習慣』の一つですが
この習慣を改めて見直したのには、
『1分間問題解決』の影響が大きいです。

ビジネスだけでなく何事もそうですが
研修においてもまず大切なのは「なぜ」ということです。
『1分間問題解決』を読んで改めて気づいたのは
目標と現状のギャップです。

いままでに何回も研修をおこなってきましたが
はたしてその成果はどこまで出ているのか?
何のために研修をおこなってきたのか?

はっきりとは意識していませんでしたが、
そこにはギャップがあったからです。
目標と現状の間にギャップがあって
研修によってスタッフの能力を上げることで
そのギャップを解消するというのが研修の目的です。

ただ、これは「仮説」でもあります。
つまり、スタッフの能力が
ギャップの原因となっているという仮説です。
でも、それは本当かどうかはわかりません。
スタッフの能力があっても
周囲の環境や組織の都合などで
個人の力が活かされず、
行動へと移されていないだけかもしれません。

何となく研修をすれば
このギャップが埋まると考えるのはあまりに短絡的です。
「安易に答えに飛びついてはいけない。
 深く掘り下げて原因を探すのだ。
 原因はたいていの場合、明白ではない。
 表面下にあるのだ」
(p.117『1分間問題解決』)

ただ、やはりスタッフの能力不足は
原因の一つではあることが確かです。
というわけで、少し短絡的な気もしますが
エリアでナンバー2の副マネジャー(AAC)が
若手スタッフの育成を現場でできるように研修をおこないます。
いままではヤンゴン本部常駐のスタッフ一人が
すべてのエリアをまわって研修をしていていました。
対象地域が2倍になった今ではもう限界があります。

さて、冒頭のメッセージ「目標を持ってはじめよ」です。
『1分間問題解決』的にいうと
まずは「あるべき姿」をはっきりさせる必要があります。
数値基準としてははっきりしたものがすでにあります。
ただ目標達成に直接かかわるスタッフの
「行動のあるべき姿」がまだ曖昧です。

つぎに、現状を分析します。
これもすでに分析済みでデータがあります。
この目標と現状にはかなりのギャップがあって
そのギャップを解消するのが今回の研修の目的です。

さて、なぜそこまで「問題解決」にこだわるのか?
それは、研修をおこなえるようになるだけでは
あまり効果のない研修をおこなう可能性があるからです。
研修をおこなうスタッフは
彼ら自身でギャップを見つけて
それを埋めるために効果的な対策をとる必要があります。
そして、そのために
GAPS戦略という方法とプロセスが役立つと考えています。

まず目標を明確にして、
現状とのギャップを見つけ(「なぜ」)
それを解消するために
必要な「なに」と「どのように」を考える。
これが、いまうちのスタッフに求められている問題解決の基本です。
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  1. 2005/08/03(水) 23:36:24|
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ミャンマー・ベースボール

2005.08.04 Thu

今週のミャンマー・タイムズから。
Baseballers off to Japan
(野球選手たち日本へ)

ミャンマーにも
野球のナショナルチームがあることをご存知ですか。
選手10名と監督、コーチ、12名の小さなチームです。
監督とコーチはともに日本人。
ホームページはこちら

記事には
8月1日にチームはミャンマーを経ち
日本で2ヶ月間の合宿に入るとあります。

日本では「本場」の試合を観戦したり
アマチュアのチームと対戦したりして
実力を磨くそうです。
今年11月にはアセアン大会への出場が決まっていて
それへ向けての準備を進めているようです。
ゼロから出発した野球チーム、健闘を祈ります。
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  1. 2005/08/04(木) 23:43:47|
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やっと動き出した緊急援助

2005.08.06 Sat

今週のUN News Servicesには
7本もニジェール関連のニュースが入っていました。
1週間にこれほどの数が集中するのはきわめてまれです。

UN official says two more months required to measure success of Niger relief (5 Aug)
UN raises flash food appeal to $80 million, with two thirds still to come in (4 Aug)
Nuts and bolts in UN's war on hunger in Niger: education centres, cereal banks (4 Aug)
As Niger’s hunger crisis worsens, UN agencies greatly increase emergency appeal (3 Aug)
On front line of Niger's war on hunger, UN boosts emergency medical response (3 Aug)
UN appeals for agricultural aid to prevent food crisis from worsening (2 Aug)
Face of hunger in Niger is infant, eyes closed, with scarcely energy to nurse (2 Aug)

飢饉の犠牲者が増えているようです。
CNNやBBCでも毎日のように報道されていて
世界の注目が集まっていることをうかがわせます。
でも同時に、
なぜここまできてしまったのか
という、やるせない気持ちもします。

何度かこのブログで書いてきましたが
5月にはすでに国連による緊急支援の要請がおこなわれていました。
それからいままでの間、
世界各国はほとんど何もせず
いまのいまになってCNN、BBCなどの報道機関(NHKも)は
その惨状を伝えています。
ニュースにならなければ報道しない
ということなのでしょう。

CNNでは「国境なき医師団」の創設者にインタビューして
国連の動きの遅さを批判しています。
(Activist says U.N. acted too slowly on Niger)
世界食糧計画(WFP)の初動が遅かったこと
アナン氏のアピールが弱かったこと
そして、国際社会の関心の低さが
事態の深刻化を招いたとクシュネル氏は語っています。

皮肉にも、ニジェールを含めた西アフリカで飢饉が進行して
WFPをはじめとした国連機関が支援を訴えていたまさに真っ只中で
「貧困をなくそう」という呼びかけのもと
有名ロックスターによるライブ8
7月2日に世界10都市で開かれました。
詳しく知らなかったのですが、調べてみると
コンサートを呼びかけたBob Geldofはこう言っています。
"By doubling aid,
 fully cancelling debt,
 and delivering trade justice for Africa,
 the G8 could change the future
 for millions of men, women and children."

この呼びかけが功を奏したのでしょうか
直後にスコットランドで開かれたG8首脳会議では
2010年までにアフリカへの援助を
250億ドルへと増額するという声明が出ました。
当時、ニジェールに求められていた援助額は1600万ドル。
250億ドルのわずか1000分の1以下です。
無料のコンサートにはたくさんの人が集まりましたが
目の前の飢餓問題への支援はほとんど集まっていませんでした。
このコンサートがいう「貧困」とはいったい何だったのでしょう?

また、国連の初動の遅さは確かでしょうが
その批判をしているこのメディアは何をしていたのでしょう?

ニジェールへの報道が集中するなか
周辺国のマリ、モーリタニア、ブルキナファソでもまた
事態が深刻化しています。

関連記事
ニジェールの報道
西アフリカ続報
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バッタに荒らされるNo.2最貧国
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  1. 2005/08/06(土) 23:32:47|
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