赴任前ブリーフィング3

2005.03.23 Wed

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昨日からのブリーフィングは今日で終わりました。これから新しい現場で仕事を始めるにあたっての確認すべき事項は網羅したので、とりあえずはすぐにでも仕事を始められるような体制にはなっています。でも、やりながらいろいろな課題が出てくるわけですから、そのつど対応していくしかありません。これが現場の仕事というものです。

今日はUNDPミャンマー事務所の所長が終わりの挨拶に来てくれました。UNDPの事務所長というと通常その国のUN機関全体の代表者でもあります。私は今までに何度も同じような研修やブリーフィングをスタッフとやってきましたが、所長が来てくれたのはこれが初めてでした。やはり今回のプロジェクト地域拡大は所長にとっても嬉しいことのようでした。何しろ所長が拡大の提案を政府に対して行って、9ヶ月以上かかってやっと承認が下りたわけですから。またスタッフにとっても所長の励ましの言葉は嬉しかったようです。所長は、現場スタッフもUNのスタッフであり、100%のサポートをすると約束してくれました。実はプロジェクトスタッフは短期契約の派遣社員のようなもので正式なUNスタッフではなく、UNDP事務所に常勤する職員たちと比べると雇用条件や福利厚生などで大きな隔たりがあります。何といっても給料の違いは大きいです。もちろんこのような隔たりは所長のせいではなく、UN全体の決まりごとでそうなっているだけです。でも、そのような扱いを受けているスタッフだからこそ、所長からの言葉が余計に心に響いたようでした。

  1. 2005/03/23(水) 20:18:23|
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水祭りは仕事にならん

2005.03.24 Thu

積み残しの議題があって結局今日も現場のマネジャークラスのスタッフと打合せをしました。新しい対象地域ではじめに行うスタートアップ・ワークショップの日程がだいたい固まりました。

モン州・カイン州(4郡対象) 4月1日〜10日
カチン州(5郡対象) 4月下旬(水祭り後)
チン州北部(1郡対象) 4月11日〜12日
チン州南部(3郡対象) 5月第1週

以前も書いたと思いますが、「水祭り(ティンジャン)」はミャンマーの正月にあたりもっとも大きな年中行事です。この間はまったく仕事にならないので、ワークショップもその前後に行うことになります。もっともチン州ではビルマ文化の影響があまりないので、水祭りは関係がないそうです。

水祭り水祭りでは、前の年の悪行やけがれをすすぎ落とすという意味で人々は表に出てお互いに水をかけ合います。この間だけは誰に水をかけてもいいことになっています(僧侶、妊婦、警察官、郵便配達人はだめ)。昔はちょろちょろとかけ合う程度だったそうですが、いまヤンゴンではかなり激しくやっています。道端にはバケツやたらいに水をためて立っている人たちがたくさん並びます。この人たちは誰かが通りかかるとバサッとやるのです。またもっと大がかりなものもあります。街の至る所には高さ2メートルぐらいの「舞台」が設置されます。この舞台の上では40人から50人ぐらいの人(主に若者)が陣取り、前を通りかかる歩行者や車をめがけて水をかけます。舞台にはホースが何本もあり下にあるタンクとつながっていて、思う存分放水することができるのです。舞台の上に陣取るためには1万から5万チャット(1000円から5000円ぐらい)を払うそうです。これは4日間の値段で、舞台によっては食べ物や飲み物が出るということです。また芸能人がつくる舞台もあって一緒に水かけができます。さらに、こういう舞台を回るために車を借りる人もたくさんいます。車を1日借りるには1人5000から1万チャットほど出すそうです。

今年はほとんどのミャンマー人が4月9日から17日まで休みをとります。このうちでも14日から16日までの3日間が本当の水祭りですが、前夜の13日から水を掛け合い始めるそうです。そして17日は家で家族と静かに正月を迎えます。

  1. 2005/03/24(木) 21:11:44|
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スタッフの異動

2005.03.25 Fri

この仕事をやっていると難しいことがいろいろありますが、なかでも難しいのはスタッフの管理です。人事は私の直接の仕事ではありませんが、いろいろと愚痴を聞いたり、相談されたりします。人と人のことはどこの国でも似たようなもので、相性が合う人もいれば合わない人もいます。ミャンマーの人たちの多くは穏やかで、目上の人の言うことは(多少おかしくても)逆らわずに素直に聞く人が多いです。でも、穏やかなミャンマーでもやっぱりなかには少し自我が強くて、自分の主張を通そうとする人もいます。またこういう人は不器用で一徹な傾向があるのかもしれません。私は悪いことではないと思うのですが、年長の人たちにとってはあまり面白くないようです。衝突して口もきかなくなってしまった人たちは何人かいます。かと思えば、へんぴな田舎での仕事で寂しくなったのか、できてしまう男女もいます。傍から見ているだけなら気楽なゴシップなのですが、いざ人事異動となると頭を悩ませます。

今回のエリア拡張ではスタッフの大異動がありました。新しいエリアやタウンシップのマネジャーにはいままで勤めてきたスタッフを昇進させたので、新しい勤務地へ異動させることになります。このときにこの人とこの人は仲が悪いから一緒のオフィスに置くのはやめておこうとかいう話になります。なかには誰もほしくないという人がいて、この人の異動先には本当に頭を悩ませました。この人は事務系の管理職的ポストにいるのですが、技術と事務の全体を統括する上司の言うことをあまり聞かずに勝手な行動をとることがあって、エリアのマネジャーたちからは一緒に働きたくない人ナンバー1になってしまいました。結局この人はいままでと同じ勤務地に残ることになりました。今日も含めて何度か注意はしているので改善されなければ来年の契約は更新されないかもしれません。人事って難しいですね。

  1. 2005/03/25(金) 21:37:54|
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出張中止

2005.03.28 Mon

4月1日から6日までの日程で予定していた出張が延期になりました。新しく対象地域になったところで行うワークショップに参加するはずだったのですが、どこかの省の大臣が来るとかで日程を変更しなくてはいけなくなりました。

先週も書いたように4月中旬は水祭りがありバケーションシーズンです。私は4月7日から休暇をとって一時帰国するので、この日程変更のおかげでワークショップに参加できなくなってしまいました。せっかくのチャンスだったのに…。ここのところヤンゴンでいろいろあって4ヶ月近く現場へ行っていません。現場へ行かないと感覚が鈍ってしまいます。

VIP訪問で思い出すのは昨年4月のことです。今は獄中の元首相が私が出張していた地域にやってくることになっていました。街ではゴミの収集車が来てゴミを回収したり、首相が通る道路の補修を行ったり、道沿いにある建物の壁を塗り替えたりと「化粧直し」に街のお役人たちは必死でした。いまさら驚くことでもないのですが、いったいの誰のために行政をやっているのやら。

  1. 2005/03/28(月) 20:53:47|
  2. 雑記・その他|
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自分の文章を考える

2005.03.29 Tue

今日は仕事とはぜんぜん関係ない話です。といっても相変わらずまじめな話ですが。いつも妻に言われるのですが、私の文章には面白みがないと。そこまで「きつく」はありませんが、意味することはそんなところです(こんなことを書くと確実に怒られる)。かといって、自分でない自分は出せないのだし、無理をするのも何かなあと思っていました。

別に自分を変えようとか大げさなことを考えているわけではなくて、少し文章の書き方を変えてもいいかなと考えています。きっかけはいろいろありますが、直接は山田ズーニーという人の書いた「おとなの小論文教室」を読んだことです。近々日本へ帰るのでどんな本を買おうかなとアマゾンをブラウズしていたらこの人の本にぶち当たりました。で、そこの紹介文に「ほぼ日刊イトイ新聞に連載中」なんて書いてあったのでのぞいてみたというわけです。

ほぼ日の記事を読んでいると、ああ、こんな書き方もあるんだなあと新鮮な気持ちになります。あたりまえですが確実に自分の文章とは違います。でも私みたいな素人がまねしたら逆に嫌味になるんじゃないかなとも思います。何というのか、あの独特の雰囲気はとうてい真似できませんね。それに自分の中に疑問もあります。例えば多くのメルマガには非常にくだけた表現で書かれていて、なかにはこんなんでいいのか?と真剣に考えてしまうこともあります。でも多くの人はそんな気軽に読めて内容のある文章を求めているのでしょうね。

それはさておき、山田ズーニーさんの「大人の小論文教室」は面白かったです。今まで5年ぐらい毎週掲載されているので240回分ありますが、今日は4つだけ読んでみました。今日読んでみて気づいたことを挙げてみます。


  • 一つひとつの文章が短い。

  • わざと改行して1行を短くしている(下の引用文のように)。

  • 問いかけが多い。

  • 「気持ち」が伝わる。

  • ポジティブな雰囲気を感じる。


文章が短くて、かつ1行に書かれている内容が短くて意味のあるカタマリなのでテンポよく読めます。それに「問いかけ」を多用するのは読者に考えることを促すためで、とてもよいと思いました。彼女が連載で目指すところでもあるようです。それに「気持ち」が伝わってきます。しかもポジティブです。気持ちを表現することは自分の文章で欠けている点かなと思っているので余計に気になりました。

それから、やっぱり目指していることがいいですね。
●来週から週一回ではじまるこのコーナーでめざすのは、
 自分でものを「考える」面白さ、
 「書く」よろこび、
 自分の気持を相手にスポ――ン!と
 「伝える」気持ちよさ
 をあなたと存分に味わうことです。


曲がりなりにも毎日文章を書いてる私にとっては気になるところです。

  1. 2005/03/29(火) 21:45:56|
  2. ブログ・書く・考える|
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