ヤンゴンに戻る前に

2007.06.01 Fri

シットウェーは、東ラカイン州(ERS)エリアの本部がある街です。ほかのエリアでは、現場の中にエリア本部がありますが、ERSだけでは特別です。

ヤンゴン行きの飛行機のチェックインは11時半ごろですので、午前中はやることもありません。とはいえ、ERSのマネジャーとは、近々始める保健教育のことで打合せをしました。ERSでは2年半ほど前まで保健教育をやっていたのですが、その後は活動を休止していました。ここにきて、そのフォローアップ研修の話が持ち上がっています。

マネジャーとの打合せで大きな争点となったのは、村の保健教育ボランティアの人たちに報酬を支払うかということです。村人への研修をしたときに支払う報酬です。わたしは、外的モチベーションに頼ると、それがなくなったときに、その行動も止まってしまうという理由から、支払をしないことを主張しました。しかも、フォローアップ研修なので、やる気のない人には来てもらう必要もないので、金銭的インセンティブで釣る必要はまったくないという考えです。

ところが、エリアマネジャーがボロッとこぼしたのは、保健教育というのはテレビCMのようなもので、とにかく流すことに意味がある、という考えらしいです。ですから、CDRTが支援している間だけは、報酬でも出して、とにかく保健教育のメッセージを送りたいようです。

これはわたしの考えとはまったく違っていて、保健教育ボランティアにはリソースパーソンとして永続的に活動できるようになってほしいとわたしは思っています。もちろんすべての村で期待することはできませんが、そういう人が一人でも多く村に残るために支援を行っていくつもりです。

飛行機はほぼ定刻どおりに離陸し、3時前にはヤンゴンに到着しました。

  1. 2007/06/01(金) 09:59:00|
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ホットグループ

2007.06.03 Sun

【2007年43冊目】
ホットグループ
ジーン・リップマンブルーメン、ハロルド・レヴィット (著) (東洋経済 2007年3月)

前評判がよかったので読んでみたが、あまりピンとこなかった。わたしの理解が足りないせいだろうか。チームに関する本だったら、リチャード・ハックマン著の『ハーバードで学ぶ「デキるチーム」5つの条件』のほうが断然よいと思うが。

  1. 2007/06/03(日) 13:07:00|
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ビジョナリーカンパニー第2弾

2007.06.08 Fri

【2007年44冊目】
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ジェームズ・コリンズ (著) (日経BP 2001年12月)

フォーチュン500を対象に詳細な調査を行い、なかでも凡庸から偉大な組織へと飛躍を遂げた企業のその飛躍の法則について書かれている。

印象に残ったのは、
・偉大な組織には、謙虚さと不屈の精神を兼ね備えたリーダーが引っ張っていて、飛躍への変貌を遂げた後も、偉大さが永続する。
・偉大な組織では、人を先に選ぶ。何をさせるかはあとで決めればよい。
・変化は、重い車を手で押すように、ゆっくりと進み、あるときから勢いを増す。どの一押しが勢いを増す原因だったのかは特定できないが、継続して押したことが勢いにつながる。

調査の対象ではなかったが、ヒューレット・パッカードの創始者の一人、デーブ・パッカードの話に大きな感銘を受けた。パッカードは、莫大な資産があるにもかかわらず、古い小さな家に住んでいて、家具も質素。日曜大工や農作業を楽しんだという。また、56億ドルの遺産を慈善基金に寄付するなど、まったくその成功を鼻にかけることはなかった。

ほかにも、飛躍した組織のリーダーは、謙虚で、控えめ、成功の理由を聞かれると、同僚・部下のおかげ、あるいは運がよかったといい、決して自分がやったとは言わないし、思ってもいない。

  1. 2007/06/08(金) 22:28:00|
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出張の記録、そしてまた現場へ

2007.06.12 Tue

やっと終りました。

6月1日に現場から戻ってきて、今回こそは現場でのすべての日の記録を残そうと心に決めて書きました。結局、現場にいたのとほぼ同じ日数がかかりましたが、目標は達成しました。これまで何度も現場へ行きましたが、すべての日の記録を書いたのは、これが初めてです。

息つく暇もなく、また明日から現場へ出張します。今回はモン州とカイン州を統括するエリアです。ここでは4つのタウンシップを対象とし、明日はもっとも近いチャイトーへ行きます。車でわずか3時間ほどで着いてしまいます。CDRTのRはRemoteですが、チャイトーばかりは「辺境」からほど遠い場所です。

今回の出張では、前回の東ラカインと北ラカインでやったことを組み合わせたような感じでやろうと思っています。

戻りは6月20日の予定です。

  1. 2007/06/12(火) 22:01:00|
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チャイトー初日―失敗

2007.06.13 Wed

朝10時過ぎ、予定よりも1時間ほど遅れて自宅を出発。今回のエリアは車で行けるので楽です。目的地チャイトーまでは3時間の道のりで、1時半ごろには現地事務所に到着しました。

昨年9月以来の訪問で、スタッフは緊張していたかもしれません。前回ちょっと失敗したことがあって、わたしはスタッフに恐れられているらしいことはわかっていました。前回はかなり怒ってしまったので。

そんな状況にもかかわらず、初っ端から失敗しました。氷を十分に解かさずにいきなりシリアスな話題に入ったしまったのです。北ラカイン州のときと同様に、ビジョンづくりをやろうとしたのですが、まず強みと弱みの分析から入りました。でも、やはり現場スタッフは弱みの部分をなかなか話したがりません。意識的か無意識かわかりませんが、組織の問題といっているのに、村人の問題ばかり出てきます。たとえば、村人が集会に来ない、活動に参加しない、貧しくて委員会の活動に出られない、等々。いつもながら、まったく自分の問題を見ようとせず、村の問題ばかりをあげつらう態度には辟易します。だから、何とかして問題に気づかせようとするわたし。しまいには、「問題に気づいていないのか、それとも問題をわかっていても言えないのか」といったことを言う始末。あとで自己嫌悪に陥りました。

昨年の反省から怒りや苛立ちはできるだけ表に出さないよう努力してきて、いまではかなり忍耐強くなりました。しかし、感情がストレートに顔に出るわたしは隠し切れないことも多く、これで雰囲気を悪くしてしまいました。なーんかギクシャクしたものをそのあとも引きずることに。結局、この日は目指していたことを達成できませんでした。

唯一うまくいったのは、ビジョンの説明です。ケネディ大統領のアポロ計画のビジョンを例にとり、ありたい姿がありありと目に浮かぶ、ワクワクする、といったよいビジョンの条件を参加者に理解してもらえたと思います。村の問題ばかり話すスタッフには、「まるで、月へ人を送るといいながら、月の文句ばかり言っているようなもの。遠すぎる、空気がない、気温の変化が激しすぎる、など」といったのは、分かり易かったかな、スタッフは苦笑いをしていました。ま、そんな程度です。

よくよく考えてみると、前の北ラカイン州への出張でも、初日の雰囲気がよくなかったことに気づきました。やはり、初日というのはかなり気をつけないといけないようです。アイスブレークに十分に時間をとり、出張のねらいをしっかりと理解してもらわないと、スムーズに本題へ入っていけません。そんな当たり前のことがまだできていないというのは我ながら情けない。

  1. 2007/06/13(水) 11:27:00|
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