チン州北部へ出張

2006.06.01 Thu

これでやっと出張ができます。

航空券も手元にあるので
ほぼ確実といえるでしょう。
もっとも明日になれば悪天候だの何だのと
予期しないような理由で
キャンセルになる可能性はありますが。

当初の日程は5月21日出発だったので
ほぼ2週間遅れとなりました。

今回はチン州北部のティディムとトンザンへ
1週間の予定で出張します。
トンザンはインドと国境を接するチン州最北端にあり
わたしもはじめて行く場所です。

目的は、わたしの仕事のコアともいえる
「住民自身による自立発展」を促すパイロット事業を
チン州でも始めることです。
もっとも、これはCDRTの最上位目標でもありますから
最重要課題です。

ラカイン州ではすでにパイロットを始めていて
うまくいっているとの報告を受けています。
場所が変わり、人や文化が変わっても通用するのか
スタッフと一緒にいろいろ試してみようと考えています。

またヤンゴンに戻ってきたら報告します。
戻りは6月9日になります。
いつものように、ブログは1週間休ませていただきます。

  1. 2006/06/01(木) 17:44:03|
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チンから戻り、そして…

2006.06.12 Mon

チン州から戻りました。
行った初日におなかを壊してしまい
出張中はなかなかつらい日々を送りました。

二日目には、
地元の人が使う勾配のきつい山道を行きは下りを2時間強、
帰りは上りを3時間ほど歩かなければいかなかったので
腸の動きを止める薬を飲んで
何とかごまかしながら乗り切りました。

三日目以降は幸いにも下痢が止まったのですが
食欲は戻らず
あまり食べ物が喉を通らなくなりました。
チン州のごはんがあまりおいしくないので
食べる気にもならなかったというのもありました。

しかし、まあ、1週間後にヤンゴンへ戻ってみると
体重が2.5キロも減っていたのには驚きました。
今年の目標としていた体重が目前です。
週3回のジムでの運動と週末のテニスでも減らなかった体重が
こうも簡単に減るとは。
もう一度出張すれば確実に目標クリアー!
なんて。

あれからもう1週間以上たちますが
まだ胃腸に違和感が残り、食欲は戻らず。
それにもまして気分を沈めたのは
そう、ワールドカップ。

この話題に触れずして
きょうのブログは書けないでしょう。
でも、どう表現してよいやら
言葉が見つかりません。

アパートのマネジャーさんが
せっかく苦労して日本戦を見ることができる
カンボジアのチャンネルを探してくれたのに…。
まさか、こんな結果になるとは。

体調も悪いし
気分も悪いし
今晩はもう寝るしかないようです。

  1. 2006/06/12(月) 23:20:24|
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チン州北部、インドとの関係

2006.06.14 Wed

今回の出張では
ティディムとトンザンという
2つのタウンシップを訪れました。

トンザンは昨年5月からCDRTの対象になった地域で
初めて訪れる場所です。
ティディムには5泊しましたが
トンザンでは1泊だけでしました。

トンザンは世帯数600、人口約3000という
村をちょっと大きくしたような街でした。
tonzang.jpg
インドとの国境に近いので
交易が盛んなのかと想像していましたが
街中には物があふれているという感じはなく
どこか閑散としていました。

インドとの交易という面では
ティディムのほうに物が出入りしているようですが
中国との国境があるカチン州やシャン州と比べると
チン州のほうはほとんど眠ったような雰囲気です。
やはりチン州が貧しいということがあるのかもしれません。

中国やタイとの国境地帯もそうですが
インドのほうでも一帯には同じ民族が住んでいます。
インドのミゾラム州ではミゾ族という
チン族と同じ系統の民族が住んでいて
言葉はチン語とほぼ同じだそうです。

ただ、経済的には大きく溝を開けられています。
ミゾラム州はインドの中でも貧しい地域なのでしょうが
ミャンマー側と比べると天と地ほどの差があります。
ミゾラム州の州都アイゾールは人口12万で
チン州の州都ハッカが1-2万ですから大きな違いです。
チン州では山の尾根に街があるので
平らな土地はほとんどありません。
そう考えると、アイゾールの12万というのはたいしたものです。

言葉が通じるので
チンの人たちの多くがミゾラムへ出稼ぎに行きます。
もちろん不法労働でしょう。
またチン族だけでなく
ビルマ族の人たちも手織りの職に就いたりしているそうです。

  1. 2006/06/14(水) 23:50:38|
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ティディムの住民組織

2006.06.15 Thu

出張のメインはティディムで、合計5泊しました。
3つの村を訪れ、
各村で2つ、合計6つの住民組織と集会をもちました。
PTAが二つ、水・衛生委員会が二つ、
それにPTD委員会という村の農業や畜産を担当する組織です。

ちなみにPTDとは、
Participatory Technology Developmentの略で
村人が自分たちの力で生計向上の技術開発をする、
というのが本来の意味ですが
CDRTの対象村落では、厳密にはPTDとはなっていません。

集会の内容は、昨年11月から
ラカイン州チャウトーでやっているのと同じことです。

手順を要約すると
・ビジョンを描く
・ビジョンを達成するための目標を設定する
・行動計画を立てる

ここまでを1回目の集会ではやりました。
このあとは
・行動計画を実行する
・行動をふり返って、次の行動を計画する
ということを繰り返します。

これによって
まずは行動をとることの大切さを体験してもらい
自分たちでできることを実感してもらうのが狙いです。

ビジョンや目標の設定は
スタッフが問いかけ、
グループで議論するという形で行います。
これによって、自分たちの未来のために
自分たちで行動を起こすという雰囲気が生まれます。

今回もそうだったのですが
いつもは誰か外部に頼ろうとする人たちが
支援してくれという発言をほとんどせずに
自分たちでできることを考えていました。
これにはいつも驚かされます。

これを見ると
村人が外部者に依存するのは
実は、外部者の態度や接し方が
依存させるような心理状態をつくっているのだ思います。
いつも指図を受けていると
誰でも指図する人に依存するようになるものです。
とくに自分に自信のない人はそうでしょう。

さて、ラカイン州と比べて
チン州では手こずるだろうなと予想していたのですが
意外にも、むしろよりスムーズにできました。

理由としてすぐに思いついたのは
住民組織の元々の状態や村の結束具合です。

まず知らなかったのですが
チン州では水がとても貴重なので
限られた資源をみんなでうまく使うための
住民組織が昔からあるそうです。
CDRTで支援した重力流式の給水施設の管理には
この伝統的な住民組織が母体となっています。
またPTAも、ある村では1940年代後半に設立されていて
その歴史はとても古いものがあります。

ですから、今回お会いした住民組織の多くは
すでに組織として機能していました。
ただし、目標を明らかにせずに
行動していることが多いようなので
組織のビジョンに向けた行動計画の策定や
継続して行動していくためのサポート
行動をふり返るのを促すなど
スタッフが入って貢献できることもありそうです。

また、村の結束という意味では
チン州は、ラカイン州よりも好条件にあるようでした。
というのも、チン州では自然条件がより厳しいため
村のサイズが小さくなり(多く村が世帯数100以下)
まとまりがよくなるのでしょう。
ですから、住民組織で働く人たちにも
村のためにという意識が強いようです。

  1. 2006/06/15(木) 23:55:29|
  2. 業務ポートフォリオ|
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散歩

2006.06.22 Thu

inya_lake
写真はインヤー湖と湖畔を散歩する人たちです。
釣りをしている人も写っていますね。
ちなみに、奥に見えるベージュ色の建物は
わたしが住んでいるアパートです。

きょうは早めに仕事を切り上げ
6時過ぎには帰宅。
雨期には珍しく
きょうの夕方は雨が降りませんでしたので
久しぶりに妻と一緒に散歩をしました。

湖畔には
朝夕になるとたくさんの人が集まってきます。
早朝にはウォーキングをしたり
腕を振ったり、腰を振ったり
ヘンな運動に興じる人たちがいます。
日本だったら、たいていの人が
基本を抑えた理にかなった運動をするので
珍しくもなんともありませんが
ミャンマーの人は基本を知らないのか
本当にみなさん千差万別なんです。
これが面白いんですよ。

人が少なくなる昼間には
ベッタリくっついたカップルたちがベンチが占領します。
聞くところによると
カップルでいる場所がないので
こういうところに来るとか。

乾期の夕焼けは、
これまた感動ものです。
sunset

  1. 2006/06/22(木) 23:29:17|
  2. 生活・文化|
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