仕事始め

2006.01.03 Tue

ミャンマーにある国連機関は
きょうが仕事始めです。
1月1日が日曜日だったので
1月2日はその振替休日でした。
仕事始めといっても
日本のようにあいさつ回りや飲み会があるわけではなく
ごくごく普通に仕事が始まります。

もっともこちらのお役所や一般企業は
1月2日から仕事が始まっていました。
ミャンマーでは
太陽暦の年越し、正月は特別な日ではありません。
ミャンマー式の正月は4月にある「水祭り」です。

さて、わたしの国連ボランティア(UNV)としての任期は
ことしの2月末で終了となります。
2年間の任期満了です。
UNVとしては終わりですが
装いを新たに再出発する予定です。

まだ確定ではありませんが
3月1日からは正規スタッフとしての契約がもらえそうです。
ただし、どこかの機関に所属する職員ではなくて
限定された任期だけ(1年契約。更新可)
プロジェクトによって雇用されるという契約です。

このような機会に恵まれたのも
ひとえにUNVとして派遣された所以であり
本当によかったと思っています。
UNVとしての待遇も決して悪くはありませんでした。
給料は日本の大卒初任給ぐらいはありますし
健康保険などもしっかりしていました。

まあ、ほぼ決まったとはいっても
「ミャンマーだからね、フニャフニャ、…」なんて
これから何が起こるか、誰にもわかりませんが
わたしはかなり楽観的に構えています。
自分ができることはやったし
あとはなるようになる、と。

ところで、
UNVであるわたしの人件費および諸経費は
日本信託基金(Japan Trust Fund)から拠出されているので
プロジェクトの予算とは切り離されていました。
それが、これから正規スタッフとなると
プロジェクト予算の一部として計上されます。
以前に書いた予算配分との関連では
わたしの人件費および諸経費分だけ
プロジェクトの経費率を高め
コミュニティへの支援比率を低めることになります。

2年間のUNVとしての働きが正当に認められて
正規スタッフへの道が開けたことは嬉しいことですが
その分、予算を圧迫するのかと思うと複雑な気持ちです。
それに、わたしのような外国籍スタッフの人件費は
現場スタッフの十人から数十人分にもなります。

いままで以上に
プロとしての責任と自覚をもって仕事を続けていこうと
年初らしく、気持ちを新たにしているところです。

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  1. 2006/01/03(火) 23:15:43|
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独立記念日

2006.01.04 Wed

きょう1月4日は
ミャンマーの独立記念日でした。

官公庁や企業は休みですが
国連機関では仕事です。
年間の休日が10日と決められているので
バランスをとっているのでしょう。

独立記念日のイベントもあったのでしょうが
事務所にいてよくわかりませんでした。
ただ、早朝、近くの公園で何やら騒いでいるなと思ったら
マラソン大会をやっていたようでした。
そのあと出勤する途中に
大通りを裸足で走る選手を見かけました。

ミャンマー(当時ビルマ)が独立したのは
1948年のきょう。
イギリスから主権の移譲があった日です。

同意が交わされたのは
それより約3ヶ月の1947年10月。
建国の父といわれるアウンサン将軍は
(アウンサンスーチーさんのお父さん)
それよりさらに3ヶ月前に志半ばで凶弾に倒れました。
同意書には
のちに初代首相となるウー・ヌが
当時のイギリス首相アトリーとの間で署名をしました。

昼ごはんを食べにちょっと街中へ出てみると
国旗を掲げている地区とない地区とばらばらでした。
ミャンマーの人たちは
独立記念日になにをおもうのでしょう。

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  1. 2006/01/04(水) 23:58:40|
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ふり返りワークショップ

2006.01.05 Thu

CDRTでの自分の役割の一つとして
「人材育成」をつねづね念頭においてきました。

ただ、「育成する」という意識はあまりありません。
人を外から変えることはできない
自分自身の経験から学ぶのだという考えから
個々による「ふり返り」「学び」「共有」を
組織の習慣、文化として根付かせることを目指しています。

それを実現するための一環として
来週火曜日から
Project Review Workshopなるものを始めます。
3ヶ月ほど前から構想を練ってきたもので
わたしが全体の企画および進行を担当します。

スタッフは全部で400人以上いるので
二つのグループに分けておこないます。
まず、1月10日から14日までが第一グループ、
23日から27日までが第二グループです。
各回には150人ほどが参加します。

ふり返りと共有のワークショップですので
現場から各自がそれぞれの経験を持ち寄ります。
個人が日々の仕事から学んだものを「教訓」
各タウンシップチームの活動で
うまくいったものを「ベストプラクティス」と呼び
これら二つを柱に
ワークショップを組み立てています。

どちらも日々のふり返りが絶対条件ですが
残念ながら、現場ではそういう習慣があまりありません。

きょうは現場事務所から送られてきた
ベストプラクティスの下書きを見て
もう明らかにおかしいのでガッカリしています。

なぜかはまだよくわからないのですが
単なる「お話」としてしか書けていないのです。
つまり「分析」がほとんどない。
「こんなに素晴らしい結果が出ました」
というのはいいのですが
その経緯や過程が明確になっていません。
そもそも、意図した結果は何だったのか
その結果をどうやって出そうとしたのかという
仮説の検証がまったくない。

もちろん「お話」も大切です。
心や感情に訴えるのは「物語」であることが多いからです。
でも、教訓やベストプラクティスを学ぶには
「論理性」が求められます。

ただやってみて、うまくいって、よかったよかった、
というだけではベストプラクティスとはいえません。
プラクティスというぐらいですから
現場での具体的な「行動」が
成功へとつながったことを示さなければ意味がありません。

考え方や分析の仕方として
「ガイドライン」を2ヶ月以上前に配布して
口頭でも説明してきたのですが
送られてきた下書きを見ると
まったくそのガイドラインに沿っていません。
それもそんなに難しいことでもないのです。
・活動実施前の状況
・計画した目標や成果
・それが達成できたか、どの程度か
・達成できた過程、なぜ達成できたか
・教訓
と、これだけですよ。
でも、書けないんですねえ。
なぜでしょうか?

数週間前には
「英語が書けない」ということをスタッフから聞いて
「あー、そうか、英語が難しいんだ」
と思っていたのですが
実は、問題は英語ではないと気づきました。
要は、そういう思考ができないのではないか。

過去や現在進行中の出来事を
少し引いて見たり、別の角度から見るという
客観的、分析的な目がないというのがわたしの仮説です。

さて、これからどうしようか。
ワークショップは現場からのインプットが命です。

スタッフの能力(とくに論理的思考)が
どれほどのものか、
自分の認識が甘かったのではと思っています。
同時に、
伝わっていないということは
わたしのほうでも何か問題があったに違いありません。

でも、これもまあ初めての試みですし
これから忍耐強く取り組んでいく必要がありそうです。

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  1. 2006/01/05(木) 23:42:15|
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ワークショップまであと2日

2006.01.08 Sun

明日はTC(タウンシップ・コーディネーター)に対する
レビューワークショップのオリエンテーションをおこないます。
そして、明後日からは
いよいよワークショップ本番です。

今週は週末も含め
ずっとその準備をしていたのですが
いまひとつ満足のいくレベルに達していません。

今回はいままでとは違って
ワークショップでおこなうグループワークを
TCに任せるので
わたしがその場にあわせて即興することができません。
だからこそ、事前準備をしっかりして
TCには段取りを明らかにしておきたいところですが
この規模でこの内容のワークショップは初めてなので
自分でも細かなところまではイメージしきれていません。

ちょっと不安ですが、
やるべき準備はやったし
あとは臨機応変に対応するしかないのでしょう。
それに、ワークショップのよさは
なんだかんだといっても、
参加者がちゃんと何かを創り上げてくれることです。
「案ずるより生むが易し」かもしれません。

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  1. 2006/01/08(日) 23:15:17|
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ワークショップ前日

2006.01.09 Mon

明日から
参加者134人を対象とした
プロジェクトレビューワーショップ(PRW)を始めます。

初日と2日目は各タウンシップチームが
「ベストプラクティス」を発表します。
ただ、発表を聞くだけでは
眠くなるでしょうし、
吸収することができないので
聞く側も積極的に参加する「仕かけ」を入れました。

次のような手順で進めます。

1.ベストプラクティスの発表
2.質問
◆グループ(10-11人)に分かれて
 発表者に対する質問をブレーンストーミングする。
◆グループで質問を一つ選択して質問する。
3.グループで次の3点を議論する。
(各グループでさらにサブグループ分けする)
☆発表された「ベストプラクティス」なぜベストなのか?
 どこが普通のプラクティスとは違うのか?
☆計画された目標は何か?
 その目標はどの程度達成されたのか?
☆目標はどのような要因で達成されたのか?
 CDRTスタッフのとった行動・動作をとくに考えてみる。

1回の発表と質問、グループワークを含めて
50分から60分を要する計画です。
これを12回繰り返すので
合計で12時間ほどかかります。
ですから、このプログラムだけで2日間をかけます。

12回の発表が終わったあとには
すべてのベストプラクティスを評価します。
グループに分かれてまず評価項目を出します。
全体で共有して5つほど選択します。
それらの項目を使って
「ベストプラクティスのなかのベスト」を
一人ひとりが選びます。

12の中から3つを選んで
"Best Township Team of the Year"
として表彰することを考えています。

さて、結果はどうなるでしょうか?
また明日に報告します。

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  1. 2006/01/09(月) 23:41:27|
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