自分の文章を考える
2005.03.29 Tue
今日は仕事とはぜんぜん関係ない話です。といっても相変わらずまじめな話ですが。いつも妻に言われるのですが、私の文章には面白みがないと。そこまで「きつく」はありませんが、意味することはそんなところです(こんなことを書くと確実に怒られる)。かといって、自分でない自分は出せないのだし、無理をするのも何かなあと思っていました。
別に自分を変えようとか大げさなことを考えているわけではなくて、少し文章の書き方を変えてもいいかなと考えています。きっかけはいろいろありますが、直接は山田ズーニーという人の書いた「おとなの小論文教室」を読んだことです。近々日本へ帰るのでどんな本を買おうかなとアマゾンをブラウズしていたらこの人の本にぶち当たりました。で、そこの紹介文に「ほぼ日刊イトイ新聞に連載中」なんて書いてあったのでのぞいてみたというわけです。
ほぼ日の記事を読んでいると、ああ、こんな書き方もあるんだなあと新鮮な気持ちになります。あたりまえですが確実に自分の文章とは違います。でも私みたいな素人がまねしたら逆に嫌味になるんじゃないかなとも思います。何というのか、あの独特の雰囲気はとうてい真似できませんね。それに自分の中に疑問もあります。例えば多くのメルマガには非常にくだけた表現で書かれていて、なかにはこんなんでいいのか?と真剣に考えてしまうこともあります。でも多くの人はそんな気軽に読めて内容のある文章を求めているのでしょうね。
それはさておき、山田ズーニーさんの「大人の小論文教室」は面白かったです。今まで5年ぐらい毎週掲載されているので240回分ありますが、今日は4つだけ読んでみました。今日読んでみて気づいたことを挙げてみます。
- 一つひとつの文章が短い。
- わざと改行して1行を短くしている(下の引用文のように)。
- 問いかけが多い。
- 「気持ち」が伝わる。
- ポジティブな雰囲気を感じる。
文章が短くて、かつ1行に書かれている内容が短くて意味のあるカタマリなのでテンポよく読めます。それに「問いかけ」を多用するのは読者に考えることを促すためで、とてもよいと思いました。彼女が連載で目指すところでもあるようです。それに「気持ち」が伝わってきます。しかもポジティブです。気持ちを表現することは自分の文章で欠けている点かなと思っているので余計に気になりました。
それから、やっぱり目指していることがいいですね。
●来週から週一回ではじまるこのコーナーでめざすのは、
自分でものを「考える」面白さ、
「書く」よろこび、
自分の気持を相手にスポ――ン!と
「伝える」気持ちよさ
をあなたと存分に味わうことです。
曲がりなりにも毎日文章を書いてる私にとっては気になるところです。
- 2005/03/29(火) 21:45:56|
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