スタッフの異動

2005.03.25 Fri

この仕事をやっていると難しいことがいろいろありますが、なかでも難しいのはスタッフの管理です。人事は私の直接の仕事ではありませんが、いろいろと愚痴を聞いたり、相談されたりします。人と人のことはどこの国でも似たようなもので、相性が合う人もいれば合わない人もいます。ミャンマーの人たちの多くは穏やかで、目上の人の言うことは(多少おかしくても)逆らわずに素直に聞く人が多いです。でも、穏やかなミャンマーでもやっぱりなかには少し自我が強くて、自分の主張を通そうとする人もいます。またこういう人は不器用で一徹な傾向があるのかもしれません。私は悪いことではないと思うのですが、年長の人たちにとってはあまり面白くないようです。衝突して口もきかなくなってしまった人たちは何人かいます。かと思えば、へんぴな田舎での仕事で寂しくなったのか、できてしまう男女もいます。傍から見ているだけなら気楽なゴシップなのですが、いざ人事異動となると頭を悩ませます。

今回のエリア拡張ではスタッフの大異動がありました。新しいエリアやタウンシップのマネジャーにはいままで勤めてきたスタッフを昇進させたので、新しい勤務地へ異動させることになります。このときにこの人とこの人は仲が悪いから一緒のオフィスに置くのはやめておこうとかいう話になります。なかには誰もほしくないという人がいて、この人の異動先には本当に頭を悩ませました。この人は事務系の管理職的ポストにいるのですが、技術と事務の全体を統括する上司の言うことをあまり聞かずに勝手な行動をとることがあって、エリアのマネジャーたちからは一緒に働きたくない人ナンバー1になってしまいました。結局この人はいままでと同じ勤務地に残ることになりました。今日も含めて何度か注意はしているので改善されなければ来年の契約は更新されないかもしれません。人事って難しいですね。

  1. 2005/03/25(金) 21:37:54|
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現場スタッフの不始末

2005.05.23 Mon

信じていたスタッフですが、
総勢400人もの大所帯のなかには
とんでもないのがいることがわかりました。

問題になっているのは
ある地区の二人のスタッフ(男性)です。
「罪状」は
住民がグループで貯めたお金を横領したこと
仕事中に酒を飲んでいたこと
住民の人たちに対して暴言を吐いたこと
それから、するべき仕事をしていなかったこと。

すべてとんでもないことですが
住民のお金を横領していたというのは
わたしにとってはかなり大きなショックでした。

住民からクレームが上がっていたので
この現場事務所で「調査委員会」を設置して
調査を行っていました。
ここで「罪状」が明らかになり
文書としてもまとまったので
UNDP代表に対して
この2人のスタッフの即時契約停止(クビ)をお願いしました。

まったく情けないことですが
こういうこともオープンにして
しっかりと対応することが大切だと思います。
何しろ、わたしたちは
世界各国の納税者の血税によって活動させてもらっています。
責任を持って行動することが求められていることを
ここでスタッフ一同、改めて認識し
今後はこのようなことが決して起きないように徹底します。

今回は2人だけの事件でした。
これが例外的ケースであって
氷山の一角ではないと信じたいです。

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  1. 2005/05/23(月) 21:02:59|
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打合せの進め方に一言

2005.06.13 Mon

不定期ですがうちの事務所では
スタッフミーティングをおこなっています。

ヤンゴンにあるプロジェクトの本部事務所には
わたしを含めて11人のスタッフが勤務しています。

きょうも、まあ、いつもと同じような感じです。
たいていいつも打合せは
プロジェクトの実施の話(programとよくいいます)
事務や経理の話(admin-finance)に分けて行います。

わたしの担当は主にプログラムサイド。
そのプログラムサイドでいま議題となっているのは
・ベースライン調査
・HIV/AIDSプロジェクトとの協力体制
・技術職スタッフの新規採用
・先週の現場マネジャーとの打ち合わせ
・所得向上活動のフィリピン人UNVの業務内容
・生計向上活動への支援方法
・機能不全気味の村民グループに対する対応
・8月から開始予定の保健教育
などなど

どこの打合せでも似たようなものでしょうが
進捗状況や課題を確認して
これから何をするかを決めるという感じで進んでいきます。

でも、ここ2回の打合せは
いやに時間がかかって不満です。
議論があちこちへ飛んだり
必要がないような細かな話になったり。
話題になっていること(コンテンツ)も気になりますが
それがどのようにして話し合われているか(プロセス)は
非常に気になります。

一言でいうと、わたしの不満の源は
ファシリテーター不在が理由だと思います。
ボスは2週間前に着任したばかりで状況がまだつかめきれず
それでも、ほかのスタッフはボスに気をつかって
言いたいことを小出しにしがち。
そういうわたしもまだ様子見なんですが…。

コンテンツの部分では言うべきことを言いますが
プロセスの部分ではついつい人の出方を見てしまいます。
ファシリテーターとしての一種の職業病でしょうか。

リーダーシップをとる分野では自分ではとっているつもりですが
あまり出過ぎるのもよくないかなあ、なんて思ったりしています。

こういう人間って国際機関じゃ生き残っていけないのかな?

やることはやって成果を出しているつもりです。
ただ、それをとくに誇示する気にもなりません。
目の前のことに全力をつくせば
見てくれている人は見てくれているし
まわりの人もそのうちわかってくれるだろう
というぐらいの気持ちです。
なんて、思いつつも日々学ばせてもらって
とても勉強になっています。

つぎはもう少しプロセスの部分にも
口を挟んでみようかな。

*

  1. 2005/06/13(月) 22:28:11|
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プロジェクトの意思決定

2005.06.15 Wed

きょうは打合せばかりで仕事になりませんでした。
フィリピンから来ているコンサルタントが
ほぼ毎日のように事務所に来て質問をします。
まあ、そうはいいつつも
質問に答えるのは苦ではないです。
説明することで自分の頭を整理することができるので
感謝さえしています。

この人が、うちの姉妹版ともいえる
プロジェクトの関係者を紹介してほしいというので
知っている人を紹介しました。

わたしは付き添いで行っただけですが
面白い話を聞くことができました。

プロジェクトの意思決定メカニズムについてです。
うちのプロジェクトでは
プロジェクトマネジャーがほぼすべての決定を下します。
まわりの意見はもちろん聞きますが
トップダウンで決定することができます。

これは、プロジェクトの実施に関する権限の所在が
明確になっているからだと思います。
UNDPはプロジェクトに関するほぼすべての権限を
UNOPSへと委譲しています。
そして、UNOPSはプロジェクト実施チームへと
ほぼすべての権限を委譲しています。
ですから、プロジェクトマネジャーが
ほとんどの意思決定をその場でできるわけです。

ところが、この姉妹プロジェクトの場合
意思決定メカニズムがとても不明確です。
プロジェクトマネジャーは存在しますが
すべての権限が委譲されているわけではないようです。
このプロジェクトは
UNDPが直接実施するという形態をとっているので
UNDPが介入する余地が大きくなるようです。
つまり、UNDPからプロジェクト実施チームへの
権限委譲が完全には行われていません。
自然とUNDPのマネジャークラスも口を挟みます。
彼らの同意がなければ、重要な決定はできないようです。

プロジェクトのマネジャーが
その場、その場で意思決定ができないというのは
大きな足かせだろうと容易に想像がつきます。
冒頭のフィリピン人コンサルタントが
対象地域の村を訪問するという決定さえ
プロジェクトマネジャーだけではできないというのです。
これではプロジェクトの進捗が遅れるだけだと思うのですが・・・。

*

  1. 2005/06/15(水) 19:28:37|
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総務ポストのゆくえ

2005.09.13 Tue

今年5月から対象とする村落が倍増し
しかも3年分の予算を半年で使えという至上命令を突きつけられ
ヤンゴン本部事務所の仕事量は急増しています。
現場ではそれ相応のスタッフ数を確保しましたが
本部では人材の補強が遅れています。
とくに事務系はパンク寸前です。

プロジェクトを運営するわたしたちの組織には
人事の決定権が完全にはありません。
候補者の選定はプロジェクトでできますが
ポストの新設や給料の設定には
資金提供元であるUNDPの許可が必要なのです。

本部での人材補強が遅れている大きな理由は
ポスト新設の手続きに時間がかかったこと
現場でのスタッフ確保を優先したこと
本部事務所のスペースが足りなかったことなどでした。

でも、一ヶ月ほど前にやっと
事務系の新ポスト2つの採用プロセスに入りました。
応募してきたのは300人以上。
書類選考のあと、選定者の面接を先々週に終え
先週は面接合格者のPCスキルを試験しました。

ヤンゴン事務所で一緒に働いている中で
この「総務補佐」に応募したのは二人。

一人は、秘書として2年半がんばってきた30代後半の女性です。
彼女はとてもよく働きます。
朝は誰よりも早く事務所に来て
夜も遅くまで残って仕事をしています。
PCスキルもこの2年半でかなり上達させたようでした。

もう一人は50歳を目前にした男性で
プロジェクトではもう10年近く働いています。
性格がよく、ちょっとワルっぽいところがあり
周りの人からはとても好かれています。
体を動かすことが得意なようで
外で物品などを調達したりするのに力を発揮します。

10年も勤務してきて、彼自身も、
「今回こそは!」
という意気込みがあったようです。
それが周りにもよく伝わってきました。

でも、この二人が応募したポストは一つだけ。

結果はさてどうなったでしょうか?
つづきはまた明日ということで。
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  1. 2005/09/13(火) 23:39:41|
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